深爪とは「爪を切り過ぎて、爪の下のピンクの皮膚が露出してしまっている状態」です。
とはいえ、深爪の基準は意外と知られていないものです。
本記事では、深爪の基準の明らかにし、深爪がダメな理由や正常に戻す方法をご紹介します。
「爪は短いけど痛くないから深爪じゃない?」「短く切っているほうが安心する」「どこまでなら切ってもいいの?」といった深爪の基準に対するお悩みを解消するために、ぜひ最後までお読みください。
どこからが深爪?判断する基準

深爪の判断基準は、「爪の長さ」と「爪のピンクと白の部分のバランス」です。
- 爪先が指先よりも内側になっている
- 爪の白い部分を切り取ってしまっている
- 爪の白い部分が目立っている
- 爪を切った後に痛みがある

たとえば、切り取り線のようにして爪の白い部分をすべて切り取ってしまっている状態は深爪です。爪の先が指先まで長さがあっても、爪のピンク色の部分が爪全体の半分しかない場合は深爪といえます。
長さは指先と同じくらい、白い部分が1~3mm程度残っているのが爪の理想の状態です。
深爪は気持ちいいは危険!切り過ぎてはいけない4つの理由

深爪に慣れて「気持ちいい」「安心する」と感じている人も一部いるようですが、爪を切り過ぎるのは危険です。
4つの危険をご紹介します。
- 爪がもろくなる
- 細菌に感染しやすくなる
- 爪の再生が遅くなる
- 陥入爪・巻き爪になる
【深爪がNGな理由①】爪がもろくなる
深爪にすると爪が外部からの刺激を受けやすくなり、もろくなってしまいます。
通常、爪は指先を保護する役割を担っていますが、深爪にすると、爪が短くなりすぎて指先の保護が不十分になり、外部からの衝撃を直接受けるようになるのです。
また、深爪にすると、爪のピンク色の部分(ネイルベッド)が露出する危険があります。ネイルベッドは爪の成長を司る部分で、外部からの刺激に弱い部分です。
ネイルベッドが露出すると、爪の成長が妨害されるため爪がもろくなってしまうケースもあります。とくに、噛み癖やむしり癖のある人の爪は、普段からダメージが蓄積されてもろくなっているので注意しましょう。
【深爪がNGな理由②】細菌に感染しやすくなる
深爪によって爪の周りの皮膚が傷つくと、細菌が侵入しやすくなって感染症を引き起こすことがあります。
爪の周りの皮膚は、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぐ役割を担っている部分です。しかし、深爪にすると、爪の周りの皮膚が薄くなり傷つきやすくなってしまいます。
傷ついた皮膚から細菌が侵入すると、炎症や化膿を引き起こす恐れも。また、感染症が進行して爪が変形したり剥離したりするケースもあります。
【深爪がNGな理由③】爪の再生が遅くなる
深爪を繰り返すと、爪の再生が遅くなり爪が伸びにくくなります。
爪は爪の根元にある爪母で生成されていますが、深爪の慢性化は爪母にダメージを与えるため、爪の生成が遅くなってしまうのです。
また、深爪によって爪の周りの皮膚が炎症を起こすと、炎症が爪母にまで影響して爪の生成を阻害する場合もあります。
【深爪がNGな理由④】陥入爪や巻き爪になる
深爪の症状が重いと、陥入爪や巻き爪になることがあります。
- 陥入爪・・・爪が皮膚に食い込み、炎症や痛みを引き起こす状態
- 巻き爪・・・爪が内側に湾曲。炎症や痛みを引き起こす場合もある
深爪になると爪にかかる力のバランスが崩れて皮膚に食い込み、陥入爪や巻き爪を引き起こしやすくなります。
さらに、陥入爪や巻き爪は強い痛みや炎症によって靴が履きにくくなったり歩行困難になったりと、日常生活に支障をきたすこともあるので注意が必要です。
深爪は、見た目の問題だけでなく、様々な健康上のリスクを引き起こす恐れがあります。深爪のデメリットを理解し、適切な爪のケアを心がけましょう。
深爪にならないための爪切り基準

深爪にならないようにするには爪の切り方を見直し、正しい基準をマスターしましょう。
ポイントは3つ「道具」「爪のバランス」「爪の形」です。
- 爪切りの道具・・・爪やすりを使う
- 爪のバランス・・・爪の白い部分を1~2ミリ残す。爪と指先の長さを同じくらいにする
- 爪の形・・・スクエアオフカットに整える
爪を切るときは爪やすりを使いましょう。爪やすりは爪を少しずつ削っていくので、長さや形を調整しやすいです。爪の白い部分をすべて切り取らずに少し残すように切ります。
爪の形はスクエアオフカット。スクエアオフとは四角の角を少し丸くした形です。
切るタイミングや切る手順などはいかで詳しくご紹介します。
爪切りをするベストなタイミング
爪を切るタイミングのポイントは2つです。
- 入浴後
- 就寝前
爪を切るなら、入浴後など爪が水分を含んで柔らかくなっているときがベストタイミングです。爪が柔らかくなっていると爪への負担が少なくなるため、安全にキレイに切れます。
また、爪を切る時間帯は就寝前がおすすめです。爪は寝ている間に伸びるといわれています。寝る前に爪を切っておけば、日中に爪が引っ掛かったり物にぶつかったりするリスクを減らせるでしょう。
深爪にしない正しい爪切りの手順
深爪にしない正しい爪切りのステップは以下のとおりです。
- 爪切りで爪の白い部分を1~2mm残して爪やすりで削る
- 爪やすりで爪の先端を滑らかする
- 爪の角を丸く削りスクエアオフにする
- 爪の周りの皮膚を保湿する
爪を切るときは、爪の白い部分を1~2mm残すように爪やすりで削りましょう。とはいえ、爪やすりで削るのは時間がかかるため「面倒くさい」という方もいらっしゃるはずです。
爪切りを使用するときは、直刃の爪切りで少しずつ切り進めるようにしましょう。爪切りを深く入れすぎてしまうと深爪になってしまいます。
爪を切った後は、やすりで爪の先端を滑らかにしましょう。先端の尖っている爪は物に引っ掛かりやすく、爪が割れたり欠けたりする原因です。先端を滑らかにできたら、爪の角を少し丸く削ってスクエアオフに仕上げます。
最後に、爪の周りの皮膚を保湿するのも重要。爪の周りの皮膚の乾燥は、爪がもろくなったり、炎症を起こしたりする原因になります。
ネイルオイルやハンドクリームなどで、爪と爪の周りの皮膚をしっかりと保湿しましょう。
深爪を正常な基準に治す6つの方法

すでに深爪にしている人は、深爪を正常な爪の基準に戻すことが重要です。深爪を正常に戻す方法は6つあります。
- 爪を伸ばす
- 清潔を保つ
- 深爪で痛い部分を絆創膏で保護する
- オイルやクリームで保湿する
- 抗菌ケアをする
- 食生活を改善する
深爪を一日も早く正常な基準に戻すためには、6つの方法すべて実行することをおすすめします。
【深爪を正常な基準に治す方法①】爪を伸ばす
深爪を正常な爪に戻すには、なによりも爪を伸ばすことが大切です。深爪の状態から正常な長さに爪を伸ばすには時間がかかるので、焦らずにゆっくりと爪を伸ばしていきましょう。
- 手の爪・・・3mm程度
- 足の爪・・・1.5mm程度
爪を伸ばす期間中は、以下の点に注意しましょう。
- 爪が割れないように優しく扱う
- 爪が乾燥しないように保湿する
- 爪が伸びるのを妨げないように爪周りの皮膚を清潔に保つ
途中で折れたり割れたりしないように、爪を気遣ってあげましょう。
【深爪を正常な基準に治す方法②】清潔を保つ
爪の周りを清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぎましょう。
深爪の状態は爪と皮膚の間に隙間ができ、細菌が繁殖しやすい状態です。細菌が繁殖すると、炎症や感染症を引き起こす恐れがあります。
爪の周りを清潔に保つためには、以下のことを心がけましょう。
- 爪を洗う際には優しく丁寧に洗う
- 爪の間に汚れが溜まらないように定期的に清掃する
- 爪の周りの皮膚が乾燥しないように保湿する
深爪をしていると手指の爪周りの皮膚は傷つきやすい場合も多いです。ガーゼや爪垢取り、爪ブラシなどを使い、優しく扱うようにしましょう。
【深爪を正常な基準に治す方法③】深爪で痛い部分を絆創膏で保護する
深爪によって痛みがある場合は、絆創膏で皮膚を保護しましょう。
爪が皮膚に食い込んでいる状態で歩いたり指先に力を入れたりすると、強い痛みを感じることがあります。絆創膏で保護すると外部からの刺激をやわらげ、痛みを軽減できます。
絆創膏を貼るときには、以下に気を付けましょう。
- 絆創膏を貼る前に、爪と爪の周りの皮膚を清潔にする
- 絆創膏が剥がれないように、しっかりと貼る
- 絆創膏を長時間貼り続けないように、定期的に交換する
【深爪を正常な基準に治す方法④】オイルやクリームで保湿する
爪や爪の周りの皮膚を保湿して乾燥を防ぎ、爪を健康な状態に保ちましょう。
乾燥は、爪がもろくなったり割れやすくなったりする原因です。爪の周りの皮膚が乾燥すると、炎症を起こしやすくなります。
手指を保湿するときには、オイルやハンドクリームを爪と爪の周りの皮膚に優しく丁寧に塗り込むようにしましょう。
【深爪を正常な基準に治す方法⑤】抗菌ケアをする
炎症や化膿のような症状があるときは、抗菌作用のあるクリームや軟膏を塗布しましょう。抗菌作用のあるクリームや軟膏を塗布すれば、炎症を抑え細菌の繁殖を防げます。
市販の抗菌剤を使用するときには、ドラッグストアや薬局の薬剤師に相談して適切なものを選ぶのがおすすめです。また、症状が改善しないようであれば、なるべく早く皮膚科を受診するようにしましょう。
【深爪を正常な基準に治す方法⑥】食生活を改善する
食生活は爪の状態を大きく左右します。バランスの取れた食事を摂って、爪の健康を保ちましょう。
爪はおもにケラチンというたんぱく質からできています。ケラチンをつくるには、たんぱく質や亜鉛ビタミンBなどの栄養素が欠かせません。
また、ケラチンは肌や髪の主成分なので、健康な爪の育成は美肌や美髪にも繋がるのです。
とくに、爪の健康に必要な栄養素としては、以下のものがあります。
- タンパク質
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- 亜鉛
鉄分これらの栄養素をバランスよく食事に取り入れられるように心がけましょう。
自力が難しいときは深爪矯正を検討する

自分で深爪を治そうとしてもなかなか効果が出ない場合は、専門家による深爪矯正を検討しましょう。深爪矯正は、専門的な知識と技術を持った皮膚科医や専門院、ネイルサロンなどで受けられる施術です。
代表的な矯正方法としては、以下のものがあります。
方法 | 概要 |
---|---|
人工爪 | ・爪の長さを人工的に作り出すことで深爪をカバーする方法 ・施術後の見た目が美しい ・爪が伸びるのをサポートする効果 |
プレート矯正 | ・爪の表面にプレートを装着し、爪の形を矯正する方法 ・伸びる過程で爪が皮膚に食い込むのを防ぐ効果 ・痛みや負担が少ない |
巻き爪矯正 | ・深爪によって巻き爪になっている場合に行われる方法 ・ワイヤーやクリップなど特殊な器具を用いる |
深爪矯正には、費用がかかります。深爪矯正を受けるときにはカウンセリングを受けて矯正方法や費用を確認し、納得したうえで施術を受けるようにしましょう。
深爪矯正は、自力では改善が難しい深爪を治す有効な手段です。専門家のサポートを受けて健康で美しい爪を取り戻せば、快適な生活を送れるようになります。
深爪の基準を知って美しい爪をキープしよう

深爪は、見た目の問題だけでなくさまざまなトラブルを引き起こす恐れがあります。深爪の基準を理解し、適切なケアをして健康で美しい爪をキープしましょう。
また、「自分でケアするのが難しい」「深爪が炎症を起こして痛い」といった場合には、皮膚科や専門院などの深爪矯正を検討しましょう。
専門家のサポートを受ければ、最適な方法で安心して爪を正常な基準に戻せます。