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深爪を矯正してキレイにしたい!サロンやセルフでできる方法や期間を徹底解説

「指に物がじかにあたって痛い」
「深爪が恥ずかしくて人前に手を出せない」
「深爪を治したいのに途中で爪が折れる」

深爪の人にとって、キレイな縦長の爪は憧れでしょう。深爪は、見た目が悪いだけでなく化膿性爪囲炎など病気になるリスクが高まるので注意が必要です。

深爪は矯正すれば、キレイな爪を取り戻せるのはご存じですか?

本記事では、深爪矯正の方法や期間について詳しく解説していきます。深爪をなんとかしたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

深爪矯正とは?

深爪矯正とは、名前のとおり「深爪になってしまった爪を本来健康な姿に戻すこと」です。「爪の噛みグセがある」「爪を切り過ぎてしまった」など、爪が短くなり過ぎた場合に行います。

単純にいうと自爪を伸ばすだけですが、深爪がコンプレックスになっている人の多くは「難しい」と感じているでしょう。伸ばしている途中で爪が折れたり噛み癖が出てしまったりすると、イチからやり直しです。

また、爪は伸ばしただけでは健康な状態に戻りません。爪の変形や表面のでこぼこ、爪の薄さまでしっかりと治すには、第三者の手を借りるのも手段の一つです。

深爪矯正は、病院に行かなくてもネイルサロンや爪矯正専門院で気軽に行えます。

深爪矯正をして、見違えるように美しく健康的な爪を取り戻しましょう。

深爪矯正の期間は約6ヶ月

深爪矯正には、約6ヶ月かかります。

爪が1ヶ月に伸びる長さはおよそ以下のとおりです。

  • 手の爪:3~4mm
  • 足の爪:1~2mm

 

爪の伸びる速さや深爪の重度、爪の状態などによって個人差はありますが、「爪を伸ばすだけ」ならば、2~3ヶ月ほどで見た目上は元通りになります。

しかし、長い間深爪になっていた爪にはダメージが溜まっているため、健康な爪ではありません。

完全に健康な爪に生まれ変わるには、さらに2~3ヶ月ほど形を整えながら伸ばし続ける必要があります。

深爪になる原因3選

深爪になってしまう原因は、大きく3つです。

  • 間違った爪切り
  • ストレスによる噛みグセ・むしりグセ
  • 職業柄爪が伸ばせない

 

ここでは、深爪の原因と対策をご紹介していきます。

間違った爪切り

深爪の原因でもっとも多いのが、間違った爪切りです。

爪切りで以下のような間違いをしていませんか?

  • 爪の白い部分を全部切り取っている
  • 1週間に何度も爪を切る

 

爪の白とピンクの部分の間を切り取り線だと思っている人がいますが、実は切りすぎです。爪は指先を守る役割があるので、白い部分が少し残して切るようにしましょう。

また、爪は伸びるのが早い指の爪でも1ヶ月に3~4mm、1週間でも1mm程度しか伸びません。1週間に何度も爪を切ると伸びるペースよりも早く爪を切ることになるので、徐々に深爪になってしまいます。

切り方やペースを変えるだけで、爪はずいぶん伸びやすくなるはずです。

ストレスによる噛みグセ・むしりグセ

ストレスを解消するために、無意識に爪を噛んだりむしったりしてしまう人もいるでしょう。幼い頃の癖が大人になっても治らない人は意外と多いです。

クセというのは無意識の行動なので、やめたくてもなかなかやめられません。

また、ストレスを感じている人の爪は、「割れやすい」「縦線が入っている」などと、爪の状態もよくないです。

噛みグセやむしりグセのある場合は、専門家と一緒に深爪矯正をしていきましょう。プロによる深爪矯正は、矯正中の爪でもキレイに見せてくれます。

キレイな爪は噛む・むしるといった爪を傷つける行為の抑止力になるでしょう。

職業柄爪が伸ばせない

看護師などの医療関係者や美容師、保育士、学校の先生など、人と密接する仕事は、相手を傷つけないように爪を短く切りそろえるのが当たり前になっています。

短く切るのが習慣になっていると、少し伸びただけで気になってしまいます。どんどん切っているうちに短くなり、深爪になってしまうのです。

深爪矯正を得意としているネイルサロンや爪矯正専門院などでは、周りの人にばれない目立たない方法で爪を健康な状態に戻せます。

深爪を矯正する2つの方法

自爪の長さや健康状態をあるべき姿に戻す「深爪矯正」。矯正の方法は大きくわけて2つあります。

  • 人工爪を装着する
  • 自爪をそのまま伸ばす

 

どちらの方法でも、自分の指先を少しだけ大切に扱うことを心がけるようにしましょう。

【深爪の矯正方法①】人工爪を装着する

深爪矯正の人工爪というと特殊な器具のようですが、正体はジェルネイルやスカルプチュアネイルといったネイルサロンでよくある施術です。

「深爪にスカルプなんてできるの?」と思われるかもしれません。しかし、自爪が1mmでもあれば、人工爪の装着は可能です。

人工爪は硬さを補強できるため、爪が折れやすい人でも安心して伸ばしていけるでしょう。噛みグセやむしりグセがあっても、人工爪が付いていると簡単に自爪を傷つけられません。

また、長さ出しも可能なので、施術当日から見た目の美しい爪になります。自分の爪がキレイになっていると気分が上がり、深爪矯正を頑張るモチベーションにもなるはずです。

人工爪装着がおすすめの人
  • 爪が折れやすい人
  • 噛みグセやむしりグセのある人
  • 自爪を伸ばす自信がない人
  • 仕事上指先に気を配るのが難しい人

 

【深爪の矯正方法②】自爪を伸ばす

人工爪に頼らずに自爪をひたすら伸ばすのも深爪矯正の方法の一つです。自爪を伸ばしていく方法は「自爪育成」とも呼ばれます。

さきにもお伝えしたとおり、深爪が完全に健康な爪と生え変わる期間は6ヶ月ほどです。爪が健康な状態に戻るまで、爪を削ったり保湿ケアをしたりしながら丁寧に自爪を伸ばしていきます。

人工爪よりも指先を丁寧に扱う必要がありますが、自分でも施術できるのが大きなメリットです。正しくケアできれば、6ヶ月後には縦長の美しい爪が甦るでしょう。

自分でできる深爪矯正の手順は、後ほど詳しく解説していきます。

自爪を伸ばすのがおすすめの人
  • 爪が比較的丈夫な人
  • 自宅や職場でこまめなケアが可能な人
  • 自分でケアするのが苦にならない人

 

深爪矯正しても白い部分しか伸びない理由はハイポニキウム

ハイポニキウムは、爪と指をくっつけて菌が入るのを防ぐ重要な役割をしている部分です。

ハイポニキウムはピンクと白の境目に存在し、2つの役割を担っています。

  • 爪が剥がれないようにする
  • 爪の下に細菌などの異物混入を防ぐ

 

爪を伸ばしていくには、ハイポニキウムの成長が重要です。

たとえば、爪切りでピンクの部分まで爪を切ったとします。異物混入を防ぐ防波堤の役割をするハイポニキウムを失った爪は危機を感じ、ピンクの部分を後退させてハイポニキウムの空間を確保するのです。

生えてきた白い爪の除去を繰り返すと、ピンクの部分は後退し続けていきます。

反対に、白い爪の部分がある程度伸びると、ハイポニキウムが前進してピンクの部分が増えていくのです。

深爪矯正は、ハイポニキウムの成長を促してあげましょう。

自分でできる深爪矯正のステップ

自爪を伸ばす深爪矯正は、自宅でも行えます。

手順は大きく6ステップです。

  1. 爪の保湿ケアをする
  2. 爪をベースコートで強化する
  3. 自爪を切らずに伸ばす
  4. 甘皮や角質の処理する
  5. ネイルオイルでケアする
  6. エメリーボードで形を整える

 

深爪矯正に用意するもの
  • ネイルオイル
  • ハンドクリーム
  • ベースコート
  • ガーゼ
  • マニキュア
  • エメリーボード

 

深爪矯正は、すぐに劇的な成果は期待できません。地道に気長に取り組んでいきましょう。

【セルフ深爪矯正①】爪の保湿ケアをする

使うもの
  • ネイルオイル
  • ハンドクリーム

 

ネイルオイルを使って今ある爪のケアをしましょう。爪は保湿して柔らかくしておくと割れにくく、伸びやすくなります。

また、爪周りの皮膚のケアも重要です。乾燥して硬くなった皮膚は、深爪の原因になります。マッサージをして血行促進しながら、丁寧に保湿していきましょう。

爪だけでなく手や足全体を充分に保湿することが、深爪矯正の第一歩です。

【セルフ深爪矯正②】爪をベースコートで強化する

使うもの
  • ベースコート

 

今生えている爪が伸びやすいように、ベースコートで強化します。

ベースコートには、以下のようなメリットがあります。

  • 自爪を補強できる
  • 自爪を乾燥から守れる
  • 自爪の表面が滑らかになり、ひっかかりを防げる

 

美容成分の入ったベースコートなら、爪を守りながら爪に栄養を与えられます。

また、ベースコートはオフする必要がありません。ベースコートは、10日ほど持つといわれていますが、はがれなければそのままつけていて大丈夫です。

部分的にはがれた場合も、オフせずにそのまま重ね塗りしましょう。

【セルフ深爪矯正③】自爪を切らずに伸ばす

自爪をとにかく伸ばしていきましょう。深爪の状態にもよりますが、目安は2週間~1ヶ月です。伸ばす間も保湿ケアは忘れずに行います。

爪の白い部分が伸びてゆとりが出てくるまで、じっくり我慢です。

【セルフ深爪矯正④】甘皮や角質の処理する

使うもの
  • ガーゼ

 

爪を伸ばすことと並行して行いたいのは、甘皮や角質の処理です。甘皮とは「爪の根元にある薄い皮の部分」を指します。

甘皮は伸びすぎると爪の水分を奪ってしまい、乾燥の原因になるので要注意です。

入浴後など皮膚が柔らかくなるタイミングで、ガーゼでクルクルとマッサージしながら優しく甘皮や爪と皮膚の間にある角質を取り除いていきましょう。

ただし、皮膚が乾燥してささくれている場合などに無理に処理する必要はありません。無理やり甘皮を処理すると、出血や炎症を起こす恐れがあります。

力加減を調整しながらマッサージをするように処理しましょう。

【セルフ深爪矯正⑤】ネイルオイルでケアする

使うもの
  • ネイルオイル
  • ハンドクリーム

 

甘皮や角質を除去した後の保湿は必須です。爪を含む手足全体を、ネイルオイルやハンドクリームを使ってしっかり保湿していきます。

しつこいようですが、保湿は深爪矯正の第一歩です。「乾燥したかな?」と感じたら、保湿をするように習慣づけていきましょう。

【セルフ深爪矯正⑥】エメリーボードで形を整える

使うもの
  • エメリーボード

 

爪の白い部分がある程度伸びてきたら、エメリーボードで爪の形を整えていきます。エメリーボードとは爪やすりの一種で、爪の長さや形を整えるのに使われるのが特徴です。

深爪矯正中の爪は健康な爪とはいえないので、爪に負担のかかる爪切りの使用はおすすめできません。

エメリーボードで少しずつ削りながら、爪の白い部分を2mm程度残すようにしましょう。

爪全体が健康に生まれ変わるまで約6ヶ月。ステップ①~⑥を繰り返せば、美しい爪を取り戻せるでしょう。

深爪矯正の敵!噛みグセ・むしりグセへの対処にはマニキュアを活用する

噛んだりむしったりしてガタガタになっていた爪を人工爪で伸ばしたりお気に入りのカラーにしたりすると、噛む瞬間に「傷つけるのはもったいない!」と思いとどまらせてくれるかもしれません。

サロンでの施術意外に、自分でマニキュアを塗るだけでも効果はあります。

爪を美しくすることは、悪いクセの改善にも繋がるでしょう。

「仕事上ネイルができない」「色やデザインで爪を飾るのは苦手」という場合は、噛みグセ矯正用のマニキュアがおすすめです。

画像出典:Amazon

噛みグセ矯正用マニキュアは舐めると独特の苦みがあり、無意識の爪を噛んだことを認識させてくれます。

爪噛みが意識できるようになれば、噛みグセを緩和できるようになるでしょう。

深爪を矯正してキレイな爪を復活させましょう

深爪矯正をすれば、爪を健康な本来あるべき姿に戻せます。矯正が完了するまでに6ヶ月ほどと時間がかかるので、地道に気長に進めていきましょう。

深爪矯正は、自分で行うことも可能です。

ただし、「噛みグセがあって気づいたら噛んでいる」「爪が折れやすくのばすのが難しい」といったお悩みを抱えている場合は、爪矯正専門院や深爪矯正を得意としているネイルサロンなどでアドバイスを受けながらの矯正をおすすめします。

深爪矯正で、周囲の人に見せたくなるようなキレイな爪を目指しましょう。

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